【東松戸パン屋】2026年春オープン!「ひとぱん工房」国産小麦100%のパンが東松戸に!こだわりと魅力を徹底解説

ヒガマツコ

千葉県市川市で人気のベーカリー「ひとぱん工房」が、2026年春(2月頃予定)に東松戸へ移転オープンすることが発表されました。現在の曽谷店は2025年末までの営業となります。
この記事では、「ひとぱん工房」の国産小麦100%へのこだわり、オーナーのパン作りへの情熱、多彩なパンのラインナップ、そして待望の東松戸新店舗の展望について、詳しくご紹介します。東松戸周辺にお住まいの方、これから訪れる予定のあるパン好きの方は必見です。

「ひとぱん工房」とは? 地域に愛される国産小麦100%のベーカリー

千葉県市川市に、地域住民から熱い支持を受け、パン愛好家を魅了し続けるベーカリーがあります。その名は「ひとぱん工房」。単にパンを製造・販売するだけでなく、国産小麦100%への確固たるこだわりと、食べる人の心と体に真摯に向き合う姿勢が、多くの人々に支持されています。

元々はパンの卸業を主軸とし、市川市曽谷にある現在の店舗では土日限定で小売販売を行うという、ユニークなスタイルで運営されてきました。この限られた販売機会が、逆にパンへの期待感を高め、開店と同時に行列ができるほどの人気を博しています。地域に深く根ざし、その声に応える形で成長を遂げてきた「ひとぱん工房」の歩みは、地域社会と共に発展する小規模事業者の理想的な姿と言えるでしょう。

工房の根底にあるのは、「子供でも安心して食べられる、体にやさしいパン作り」という、シンプルながらも力強い理念。これは、オーナー自身の経験と深い洞察に裏打ちされた、工房のあらゆる活動を貫く指針となっています。

パン生地に込められた魂:パン職人ひとみ店長の歩みと哲学

「ひとぱん工房」の心温まるパンを生み出すのは、店主のひとみ店長です。18歳の頃から自身のベーカリーを持つことを夢見て、大阪や東京の名だたるベーカリーで10年以上にわたり研鑽を積んできた、確かな技術と情熱の持ち主です。

彼女が国産小麦に情熱を注ぐようになった背景には、深い個人的な体験があります。かつて、外国産小麦で作られたパンを日常的に食べる中で、突如として体がそれを受け付けなくなるという経験をしました。パン職人でありながら、自らが作るパンを食べられないという苦悩は、彼女にとって大きな転機となりました。そんな時、国産小麦100%のベーカリーで食べたパンが、彼女の世界を一変させます。その香り、味わい、柔らかさ、そして小麦本来の優しい甘さに触れ、「パンってこんなにもおいしかったんだ」と心の底から感動したのです。

さらに、一部の輸入小麦におけるポストハーベスト(収穫後農薬)の問題を知り、安全な素材を選びたいという思いは一層強固なものとなりました。この個人的な健康への配慮から始まった探求は、食材全般に対する深い洞察へと発展し、「心から『おいしい』と思えるパンを届けたい」という純粋な願いへと結実しました。この強い想いこそが、「ひとぱん工房」を立ち上げる原動力となったのです。

この国産小麦への揺るぎない信念は、工房で使用する他の素材選びにも一貫して表れています。

  • 小麦粉:熊本県産の「南のめぐみ」を主に使用。その甘みと香りの強さが特徴です。アグリシステム社の「ゆめちから」をブレンドしたり、風味豊かでポストハーベストの心配がない石臼挽きの全粒粉「本別町地粉」への移行も検討するなど、常に最良を追求しています。
  • 砂糖:ミネラル豊富な鹿児島県産の粗糖を使用。
  • :沖縄県産の「シママース」を使用。
  • :トランス脂肪酸不使用のパーム油を選定。
  • バター:高品質な「四葉バター」を使用。

アレルギーを持つ顧客への丁寧な対応も、工房の透明性と配慮深さを示しています。四ツ谷氏の個人的な体験から生まれた食材へのこだわりは、やがて「子どもたちが安心して食べられるパンを」という、地域社会へ向けたより広い視野の原則へと昇華していきました。

職人技の饗宴:「ひとぱん工房」のパン・セレクション

小規模な工房でありながら、また週末限定の小売でありながら、「ひとぱん工房」が提供するパンの種類は約100種にも及びます。この驚くべき多様性は、店長の尽きることのない創造性と、国産小麦の可能性を最大限に引き出そうとする探究心の表れと言えるでしょう。

北海道の小麦畑ツアーへの参加といった経験を通じて新たなインスピレーションを得て、ライ麦100%のパン「ロブロ」を開発するなど、常に学び、進化し続ける姿勢が、工房のダイナミズムを象徴しています。

そのラインナップは、日々の食卓に欠かせない食パンから、個性豊かなハード系、心なごむ菓子パン、そして食事としても満足感の高い惣菜パンまで、実に多彩です。

食パン

  • 南のめぐみ食パン:熊本県産「南のめぐみ」を100%使用し、卵や乳製品を使わずに焼き上げた逸品。小麦本来の風味とふんわり感が楽しめ、翌日もしっとりとした食感が続きます。
  • 全粒粉食パン:栄養価の高い全粒粉を使用した食パン。

ハード系

  • バゲット:定番のフランスパン。
  • カンパーニュ:ライ麦を30%配合し自家製酵母で仕込んだ、風味豊かなパン。
  • ロブロ:ライ麦100%で、ヒマワリの種やカボチャの種などを加えた栄養価の高いパン。酸味が少なく甘みが特徴です。北海道産オーガニックライ麦「ハンコック」を使用。

菓子パン

  • クリームぱん:千葉県産の卵を使った自家製カスタードがたっぷり詰まった、ふわふわ生地のパン。ポップシュガーのアクセントも楽しい一品です。国産小麦の優しい甘さが活きています。
  • ミルキーバター:自家製練乳クリームがとろける、優しい甘さのパン。
  • さつまいもと黒蜜フランス:和風テイストの菓子パン。

惣菜パン

  • バターチキンカレーぱん:8種類のスパイスを使用し、ノンフライで焼き上げた本格的なカレーパン。国産小麦の生地がカレーの風味を引き立てます。
  • スパイシービーフカレーぱん:9種類のスパイスを使用した、刺激的な辛さが特徴のカレーパン。こちらもノンフライです。
  • オリーブパン:大きなオリーブが丸ごと入ったパン。
  • 全粒粉あんバター:香ばしい全粒粉生地に、低糖仕上げの小倉あんとバターをサンド。

これらのパンに共通するのは、国産小麦「南のめぐみ」などが持つ「ふんわりとした口当たり」や「ほのかな甘み」、「噛むほどに広がる小麦本来の風味」といった特徴が最大限に活かされている点です。
「南のめぐみ食ぱん」は、店長が「お客様に色々な食材と合わせてご自宅で楽しんでほしい」という想いを込めて、あえて個性を出しすぎず、毎日飽きずに食べられる味わいに仕上げています。

パンを超えた体験:曽谷店(現店舗)でのひととき

現在の「ひとぱん工房」曽谷店は、市川市曽谷3-42-15に位置し、レンガ色の2階建て建物の1階にあります。可愛らしいロゴやディスプレイが訪れる人々を温かく迎え、店内は「こぢんまりとした雰囲気」と評される、まさに「隠れ家」と呼ぶにふさわしい空間です。

曽谷店は土曜日と日曜日の朝8時から午後3時までのみ営業しています。これは工房の主業務がパンの卸売であるためです。週末の開店時には、パンが店頭に並ぶやいなや行列ができ、次々と商品がなくなっていく光景が日常茶飯事。この活気こそが、工房のパンがいかに地域で愛されているかを物語っています。

ひとぱん工房 – 曽谷店 店舗概要(2025年末まで営業予定)

  • 住所:千葉県市川市曽谷3-42-15
  • 電話番号:047-382-5339
  • 営業時間:土曜日・日曜日 8:00~15:00
  • 駐車場:専用駐車場1台あり
  • 最寄り駅
    • 京成本線 菅野駅(徒歩約29分)
    • JR市川駅よりバス、「ひいずみ学園」下車徒歩約5分
  • 公式サイトhttps://hitopan.net/

広がる輪:オンラインでの展開と地域との繋がり

「ひとぱん工房」の魅力は、市川市の店舗だけに留まりません。そのこだわりのパンは、オンラインショップ(ec.hitopan.shopを通じて、冷凍状態で全国へと届けられています。これにより、遠方に住む人々も、自宅で手軽にリベイクするだけで、工房の焼きたての味を再現できます。

オンラインショップでは、「国産小麦を楽しむセット60サイズ」(税込2,980円)や、「スタッフセレクト詰め合わせ」、「初回おすすめひとぱんお試しBOX」など、様々なセット商品が人気です。食パンから惣菜パン、ヴィーガン対応パンやライ麦パンまで、幅広いカテゴリーの商品が個別に購入可能です。

店頭での受け取りを希望する顧客のためには、予約システム(reserve.hitopan.shopも用意されています。

東松戸での新たな夜明け:期待高まる移転計画

「ひとぱん工房」は、現在大きな変革期を迎えています。2026年春に、現在の市川市曽谷の店舗から、東松戸へと移転することが発表されました。曽谷店は2025年末(12月末)まで通常通り営業を続ける予定です。

この移転は、工房が抱える課題を解決し、新たな可能性を追求するための戦略的な一手と捉えることができます。公式発表では、主な理由として以下の3点が挙げられています。

  1. 駐車場・駐輪場の確保:曽谷店ではこれらの設備が不足しており、近隣の方や顧客に不便をかけていました。新店舗ではこれを解消し、より多くの人が来店しやすい環境を整備します。
  2. 店舗規模と動線の改善:曽谷店は手狭でした。新店舗は現在の約3倍の広さとなり、ゆとりある空間で快適な買い物体験を提供し、スタッフの作業効率も向上させます。
  3. 東松戸という地域への期待:東松戸エリアはベーカリーが比較的少なく、以前からの出張販売を通じて地域住民から開店を望む声が多く寄せられていました。また、子育て世代が多く住む街であることも、国産小麦100%の安全なパンを提供する工房の理念と合致しています。

東松戸の新店舗は、現在建設中の新しい建物の1階に入居予定です(具体的な住所は未公表)。そこでは、より広々とした陳列スペースで多様なパンを選びやすくし、ベビーカーや車椅子を利用する顧客も安心して買い物ができる空間が実現される予定です。工房も拡張され、新しい製パン機械(モルダーやリバースシーターなど)を導入することで、生産能力の向上と、より安定した多様なパンの提供が可能になるとのことです。

「ひとぱん工房」は、この移転の過程をウェブサイトのブログやSNS、YouTubeチャンネルを通じて積極的に発信しています。ひとみ店長の「ゼロから理想のお店を創り上げていく」という言葉からは、この移転にかける熱い想いが伝わってきます。

「ひとぱん工房」の揺るぎない魅力と東松戸への期待

「ひとぱん工房」が多くの人々を惹きつけてやまない理由は、そのパンの美味しさだけではありません。

第一に、オーナーであるひとみ店長の、国産小麦100%と高品質な自然素材への個人的体験に根差した、揺るぎない献身です。彼女の技術と情熱が、一つ一つのパンに息吹を吹き込んでいます。
第二に、定番の食パンから独創的なライ麦パンまで、驚くほど多彩でありながら一貫して高い品質を保つパンの数々です。
そして第三に、「体に優しい」という明確な哲学が、健康を意識する消費者や子どもを持つ家族層の深い共感を呼んでいる点です。

東松戸への移転は、「ひとぱん工房」にとって新たな章の幕開けを意味します。東松戸駅周辺は、JR武蔵野線と北総線が乗り入れ、都心へのアクセスも良好でありながら、緑豊かな公園も多く、子育てファミリー層に人気のエリアです。このような地域特性は、「ひとぱん工房」が大切にする「子どもたちが安心して食べられるパン」という理念と非常に親和性が高いと言えるでしょう。

新店舗では、駐車スペースの確保や店舗の拡張により、これまで以上に多くのお客様が快適にパンを選べるようになります。

「ひとぱん工房」は、単に美味しいパンを提供するだけでなく、日本の豊かな農産物の価値を伝え、健全な食文化を守り育てるという、より大きな使命を担っています。店長が抱く、日本の食料自給率向上への貢献や食の安全に関する情報発信への意欲は、その活動に社会的な意義深さを加えています。

情熱、純粋さ、そして味覚への訴求力。これらが融合した「ひとぱん工房」。東松戸での新たなスタートは、工房の理念をより多くの人々に届け、地域コミュニティに新たな彩りをもたらすことでしょう。2026年春のオープンを心待ちにしたいと思います。

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東松戸の魅力に触れて、そのまま東松戸に住んでいるヒガマツ王国・広報担当「ヒガマツコ」です。駅前や公園、カフェなどあらゆるスポットを巡ってはSNSで発信し、東松戸の魅力を発信するのが日課。地元の皆様と協力しながら、街全体を盛り上げるための活動に全力投球。食べることが大好きで東松戸にとどまらず、近場の美味しいお店のリサーチにも余念がありません。何でも気になったらとことんリサーチします。地元店舗の取材や地域の方との交流が大好き。将来の夢は東松戸を千葉屈指の観光地にすること。毎日をワクワクで満たしながら、あなたにも素敵な発見をお届けします!東松戸の魅力を、一緒に探しに行きましょう!
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