松戸・新八柱の隠れた名店「バーガー時々洋食亭」徹底取材!元フレンチシェフが織りなす絶品グルメバーガーと洋食の魅力とは?

バーガー時々洋食亭
ヒガマツコ

千葉県松戸市、新八柱駅近くに位置する「バーガー時々洋食亭」は、元フランス料理のシェフ、木村周三氏が腕を振るう美食の隠れ家です。有名ホテルで30年間培った経験を活かし、厳選素材と緻密な技術で作り上げるグルメバーガーは、まるでコース料理のような奥深い味わい。
特に、千葉県産「しあわせ絆牛」を使用したパティや、特注バンズ、自家製タルタルソースの調和は絶品です。さらに、金曜日と土曜日の夜を中心に不定期で提供される本格洋食は、予約必須の人気メニュー。
本記事では、シェフの経歴から、店舗の魅力、人気メニューの詳細、そしてテレビ番組「タクシー運転手さん 一番うまい店に連れてって!」で紹介されてからの反響まで、その全貌を余すところなくお伝えします。東松戸周辺にお住まいの方や、これから訪れる予定の方にとって、見逃せない一軒となるでしょう。

新八柱に佇む美食の灯台「バーガー時々洋食亭」への誘い

千葉県松戸市。都心へのアクセスも良好でありながら、豊かな自然も残すこの街は、多くの人々が生活を営むベッドタウンとして知られています。市内にはJR武蔵野線や常磐線、新京成線などが走り、交通の利便性も高いエリアです。
特に新八柱駅は、JR武蔵野線と新京成電鉄新京成線が乗り入れ、日々多くの人々が利用する駅の一つ。駅周辺には商業施設や飲食店が軒を連ね、活気にあふれています。
また、少し足を延ばせば、「日本の歴史公園100選」にも選ばれた「21世紀の森と広場」など、広大な緑地も広がり、都市の利便性と自然の潤いが調和したエリアと言えるでしょう。
東松戸駅からも武蔵野線を利用すれば一駅と、アクセスしやすい立地にあります。

そんな新八柱駅から徒歩わずか3分、松戸市金ケ作の一角に、食通たちの間で静かに、しかし確実にその名を広めている一軒の店があります。
その名は「バーガー時々洋食亭」。ユニークな店名が示す通り、ここは単なるハンバーガーショップではありません。長年フランス料理の世界で腕を磨いたシェフが、その情熱と技術を注ぎ込み、カジュアルなグルメバーガーを芸術の域にまで高め、そして「時々」提供される本格洋食で訪れる人々を魅了する、まさに美食の隠れ家なのです。

本稿では、この注目の店「バーガー時々洋食亭」のオーナーシェフ、木村周三氏の料理人としての背景、店舗の個性的な特徴、丹精込めて作られるメニューの数々、そして料理に対する揺るぎないこだわりについて、深く掘り下げてご紹介します。

木村周三シェフの料理道と独立への軌跡

「バーガー時々洋食亭」の極上の味を創り出すのは、オーナーシェフの木村周三氏です。木村氏は、都内の著名なホテルでフランス料理のシェフとして30年もの長きにわたり腕を振るってきた、輝かしい経歴の持ち主。このフランス料理界での豊富な経験は、単なる職歴ではなく、現在の店の料理哲学、そして一皿一皿に込められた緻密な技術と深い味わいの礎となっています。

フランス料理で培われたのは、厳選された食材を見極める鋭い目、素材の持ち味を最大限に引き出す繊細な火入れの技術、複雑な味わいをまとめ上げるソース調合の妙、そして何よりも料理全体を一つのコースのように構成するバランス感覚です。
これらの高度な技術と感性が、ハンバーガーや洋食といった異なるジャンルの料理においても、その品質を格段に引き上げる原動力となっています。

木村氏が独立への第一歩を踏み出したのは、2023年3月に開業したキッチンカー「しゅうぞうさんのグルメバーガー」でした。松戸市を拠点に千葉県内で活動したこのキッチンカー時代は、木村氏にとって自身のハンバーガーを磨き上げ、お客様との直接的な繋がりを築き、そして固定店舗への布石を打つための重要な期間となりました。
そして数々の声に応える形で、2024年7月18日、待望の実店舗「バーガー時々洋食亭」がオープンしました。

木村氏のハンバーガーに対する哲学は、「まるでコース料理が詰め込まれたようだ!」という言葉に集約されます。この言葉は、単に具材が多いという意味ではなく、一口食べた時の香りの広がり、続く味わいの変化、そして後味の余韻まで計算され尽くした、まさにフレンチのフルコースを凝縮したような体験を提供したいというシェフの想いを表しています。この考えは、妻の麻希さんが「オタク気質」と評するほどの木村シェフの探究心と情熱によって支えられ、一つ一つのハンバーガーを細部に至るまでこだわり抜いて作り上げる原動力となっているのです。

ちなみに、妻の麻希さんは「お支度salon kimuraさんち」というヘアメイクや着付けのサロンを経営されており、夫婦それぞれが専門分野で活躍する起業家精神旺盛な家庭環境が垣間見えます。

「バーガー時々洋食亭」の洗練された空間とアクセス

「バーガー時々洋食亭」は、千葉県松戸市金ケ作43-48の1階にその暖簾を掲げています。JR武蔵野線および新京成線の新八柱駅から徒歩わずか3分(約146~170m)という、電車でのアクセスが非常に便利な立地です。大通りから一本入った落ち着いた環境に位置しており、都会の喧騒を忘れさせてくれるような隠れ家的な雰囲気も魅力の一つ。

専用駐車場はありませんが、店舗周辺にはコインパーキングが点在しているため、車での訪問も比較的容易です。事前にいくつかのコインパーキングの場所を調べておくとスムーズでしょう。

一歩店内に足を踏み入れると、そこには「綺麗なお店」「まだ新しい感じ」と評される、清潔感と新しさに満ちた空間が広がります。内装は「オシャレなカフェ風」と形容され、特に女性客からの支持が高い洗練された雰囲気を醸し出しています。過度な装飾はなく、シンプルながらも温かみのあるデザインは、ゆっくりと食事を楽しむのに最適です。

総席数は24席。キッチンに面したカウンター席は、シェフの手さばきを間近に見ることができ、一人客やカップルに人気です。ゆったりと会話を楽しめるテーブル席も用意されています。そして特筆すべきは、奥に設けられた「畳敷きの小上がり」の存在。小さなお子様連れの家族にとっては、靴を脱いでリラックスできるこのスペースは非常にありがたい配慮であり、幅広い客層に対応しようという店の姿勢が感じられます。

全体として、一般的なハンバーガーショップのイメージとは一線を画す、モダンで居心地の良い空間作りがなされており、提供される料理の質の高さを予感させます。このような意図的にデザインされたであろう空間は、単に食事をする場所としてだけでなく、よりゆったりとした、洗練された食体験を求める顧客層を引きつける重要な要素となっているのです。

元フレンチシェフが織りなす完璧な一口

「バーガー時々洋食亭」の神髄は、その計算し尽くされたハンバーガーにあります。一口食べれば、厳選された素材へのこだわりと、フレンチで培われたシェフの卓越した技術が凝縮されていることがわかるでしょう。

バーガーの心臓部:プレミアムパティ、匠の技が生む至福の肉汁

ハンバーガーの主役であるパティには、牛ネック100%を使用。牛肉は千葉県旭市産のものを取り寄せており、特筆すべきは、肉を塊のまま仕入れ、使用する当日に店内で挽いている点です。この徹底した鮮度管理が、余計なつなぎを使わずとも肉本来の旨味と香りを最大限に引き出し、ジューシーな仕上がりへと繋がります。

焼き加減はミディアムが多く、赤い部分も多く、肉々しいパンチ力で圧倒するというよりも、全体の調和を重視した繊細な火入れが施されています。これにより、肉の柔らかさと旨味が保たれ、そしてその結果として生まれるのが、肉汁がものすごく溢れてくる圧倒的なジューシーさなのです。この溢れ出す肉汁こそ、シェフの技術の証と言えるでしょう。

土台と鮮度:特注バンズとシャキシャキ野菜

ハンバーガーの土台となるバンズは、同じく松戸市内の小金原にある人気のベーカリー「ベーカリーモール」が、この店のために特別に開発したものです。「ベーカリーモール」は、地元で長年愛される実力派のパン屋さんで、その確かな技術が生み出すバンズは、「もっちりバンズの芳香」と称されるように、香り高く、適度な弾力と噛み応えがあります。

さらに、このバンズは「柔らかく汁を吸わない」という特徴を持っており、パティから溢れるたっぷりの肉汁やソースを受け止めながらも、最後まで美味しく食べられるよう工夫が凝らされています。

自家製タルタルソースと絶妙なアクセント

自家製タルタルソースは、この店のハンバーガーを特徴づける重要な要素の一つです。卵、玉ねぎ、ピクルスなどを使い、丁寧に手作りされるこのソースは「ほどよい酸味」を持ちながらも、「爽やかで上品な味わい」と評され、全体の味を見事に引き締めています。フレンチの技法が活かされた、バランスの取れた味わいです。

また、ハラペーニョやピクルスが「良いアクセント」として加えられ、ピリッとした辛味が食欲を刺激し、味わいに奥行きを与えています。

珠玉のバーガーセレクション:個性が光るラインナップ

ハンバーガーは常時6種類から9種類ほどがラインナップされており、その全てに揚げたてのフライドポテトが付いてきます。このフライドポテトも、「しっかりじゃがいもの旨み」があり、「ホクホクとした食感」で、脇役ながらも存在感を示す逸品です。

以下に代表的なハンバーガーメニュー(価格は取材時のもので変動する可能性があります)をご紹介します。

  • グルメばーがーset(1,800円):基本のバーガー。パティ、自家製タルタル、レタス、ハラペーニョ、オニオン、ピクルス。
  • トマトチーズばーがーset(2,000円):グルメばーがーにトマトと濃厚なチーズをプラス。
  • ベーコントマトチーズばーがーset(2,300円):さらに香ばしいベーコンが加わり、ボリューム満点。
  • アボカドばーがーset(2,100円):クリーミーなアボカドがパティと絶妙にマッチ。
  • チーズばーがーset(1,900円):シンプルにチーズとパティのハーモニーを楽しむ。

「時々洋食亭」もう一つの顔、予約必須の特別な夜

「バーガー時々洋食亭」の店名に含まれる「時々」という言葉は、この店がハンバーガー専門店であると同時に、不定期ながら本格的な洋食も提供することを示唆しています。この洋食メニューの存在は、訪れる方にとって一種の期待感と特別感を生み出し、店の多面的な魅力を際立たせています。

提供の機会とその希少価値

洋食メニューは、主に金曜日と土曜日の夜に不定期で提供されることが多いようです。そのため、洋食を目当てに訪れる際は、店の公式Instagram(@syuzosan08)などで提供情報を事前に確認することが不可欠です。提供日には、その日のメニューなどが告知されることもあります。

限られた席数の中で、シェフが腕によりをかけて作り上げる洋食を確実に味わうためには、早めの予約が賢明でしょう。シェフがハンバーガーとは異なる側面でそのフランス料理の技術を存分に披露する機会と言えます。

シェフの献身が生み出す究極の調和

「バーガー時々洋食亭」の料理を特別なものにしているのは、目に見える素材の良さや卓越した技術だけではありません。その根底には、料理に対する真摯な「こだわり」と、ひとつのハンバーガー、一皿の洋食に込められたシェフの献身的な姿勢が存在します。

称賛の影響:「タクうま」効果とシェフの誠実な対応

2023年12月7日、テレビ東京の人気番組「タクシー運転手さん 一番うまい店に連れてって!」(通称「タクうま」)で「バーガー時々洋食亭」が紹介されたことは、店にとって大きな転機となりました。放送直後から、「連日多くの方に来店いただいている」という状況が示すように、メディア露出は、それまで一部の食通に知られる存在だったこの隠れた名店の素晴らしい実力を、より広く一般の人々にも知らしめる大きな力となりました。

この人気急上昇とそれに伴う多忙さに対し、木村シェフは「一日に提供できる数に限りがあるが、グルメバーガーを一つ一つ丁寧に届けたい」と、自身のSNSなどを通じて謙虚かつ誠実に語り、あくまでも品質を維持し続ける決意を示しています。この姿勢は、単に量をこなすのではなく、これまで評価されてきた所以である料理の質と、顧客一人ひとりへの丁寧な対応を最優先するという、料理人としての誠実さの表れです。目先の利益にとらわれず、長期的な信頼関係を築こうとするこの真摯な態度は、多くのファンから支持される理由の一つでしょう。

松戸・新八柱で出会う、忘れられない食体験

「バーガー時々洋食亭」は、千葉県松戸市の、特に新八柱駅周辺の飲食シーンにおいて、間違いなく際立った存在感を放っています。それは、高度なフランス料理の技術と知識を持つベテランシェフの精密さと、ハンバーガーや洋食という多くの人々に愛される親しみやすい料理形式との、類稀なるユニークな融合から生まれる特別な食体験を提供してくれるからです。

愛情を込めて運営されたキッチンカーから、多くの人々がその味を求めて訪れる人気レストランへと成長を遂げた物語は、品質への揺るぎない献身、吟味された新鮮な食材、そして手間暇を惜しまない自家製へのこだわりが、提供される全ての料理に息づいていることの何よりの証左です。

完璧に構築された、まるでコース料理のようなグルメバーガーを味わうために。あるいは、予約をしてでも訪れたい、特別な洋食の夜を求めて。一度この「バーガー時々洋食亭」の扉を開けてみてはいかがでしょうか。そこにはきっと、あなたの記憶に深く刻まれる、忘れられない食体験が待っているはずです。東松戸周辺にお住まいの方も、少し足を伸ばして訪れる価値のある名店と言えるでしょう。

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東松戸の魅力に触れて、そのまま東松戸に住んでいるヒガマツ王国・広報担当「ヒガマツコ」です。駅前や公園、カフェなどあらゆるスポットを巡ってはSNSで発信し、東松戸の魅力を発信するのが日課。地元の皆様と協力しながら、街全体を盛り上げるための活動に全力投球。食べることが大好きで東松戸にとどまらず、近場の美味しいお店のリサーチにも余念がありません。何でも気になったらとことんリサーチします。地元店舗の取材や地域の方との交流が大好き。将来の夢は東松戸を千葉屈指の観光地にすること。毎日をワクワクで満たしながら、あなたにも素敵な発見をお届けします!東松戸の魅力を、一緒に探しに行きましょう!
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