【松戸南部市場の老舗食堂】あざみやの魅力に迫る!絶品ランチ定食と市場の活気を体験

松戸南部市場
ヒガマツコ

この記事では、千葉県松戸市にある松戸南部市場の老舗食堂「あざみや」について、その半世紀以上にわたる歴史から、多くの人々に愛され続ける理由までを徹底的に掘り下げます。

市場の活気あふれる雰囲気、新鮮な食材を活かした和洋中の多彩なメニュー、そして利用者のリアルな声まで、あざみやの魅力を余すところなくお伝えします。

松戸市や東松戸周辺にお住まいの方、これから訪れる予定のある方が、「次の休日は市場で美味しいランチを食べよう」と思っていただけるような、詳細な情報をお届けします。

松戸南部市場に佇む、半世紀の歴史を刻む食堂「あざみや」

千葉県松戸市の南部に位置し、地域の食生活を支える「松戸市公設地方卸売市場南部市場」、通称「松戸南部市場」。その活気あふれる一角、正門から見て右前方に進んだ先にある「食堂棟」に、今回ご紹介する「あざみや」はあります。

1966年(昭和41年)の創業以来、実に半世紀以上にわたって市場の歴史と共に歩み、市場で働く人々や地元住民の胃袋を満たし続けてきました。単なる食事処という枠を超え、市場の日常に溶け込む文化的な存在とさえ言えるでしょう。

◇ 市場の変遷を見守り続けた老舗

松戸南部市場は、1972年(昭和47年)に松戸市営青果市場の「分場」として開設されたのが始まりです。その後、民営市場との統合を経て、1983年(昭和58年)に現在の「松戸南部市場」へと名称を変更しました。

一時は存続の危機に瀕したこともありましたが、2005年からは「いちごマルシェ株式会社」が運営を担い、「わくわくするような『体験』」をテーマにしたイベント開催などで見事に活気を取り戻した歴史を持ちます。

「あざみや」は、このような市場の浮き沈みをすべて乗り越え、変わらぬ味と温もりを提供し続けてきた、まさに市場のレジリエンス(回復力)と伝統の象徴なのです。

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◇ プロが認める「本物の味」

「あざみや」の評判を確固たるものにしている最大の要因は、市場で働くプロたちの「肥えた舌」を日々満足させているという事実にあります。

早朝から新鮮な食材に囲まれ、厳しい目で品質を見極める市場関係者たちが日常的に利用する。これこそが、この店の料理が本物であることの何よりの証明です。彼らにとって「あざみや」は日々の活力を得るための大切な場所であり、そのお墨付きは、一般の来店客にとっても料理の質、鮮度、そして価格以上の価値を期待させる強力な推薦状となっています。

市場の活気と昭和の風情が融合する店内

「あざみや」の扉をくぐると、市場特有の活気に満ちた空気が迎えてくれます。特に昼時は多くの客で賑わいを見せますが、不思議と長い行列ができることはなく、常に満席に近い状態が保たれていると言います。

これは、後述するメニューの豊富さや、家族経営ならではの連携の取れた効率的なサービスによるものかもしれません。実際、混雑時でも注文から料理が提供されるまでの時間は驚くほど短く、わずか5分程度で運ばれてくることも珍しくありません。

店内はカウンター5席と4人掛けのテーブル席が7卓、合わせて33席が設けられています。席の間隔は比較的ゆったりとしており、活気がありながらもどこか居心地の良い空間が広がっています。

もし、市場の喧騒から少し離れてゆっくりと食事を楽しみたいのであれば、ピークを過ぎた13時以降の訪問がおすすめです。この時間帯になると市場の慌ただしさも一段落し、近隣の住民が遅めの昼食をとるような、穏やかでゆったりとした時間が流れます。

何を食べるか迷うのも楽しみ!和洋中の豊富な絶品メニュー

「あざみや」最大の魅力、それは「和洋中なんでもござれ!」と表現される、驚くほど多彩なメニュー構成にあります。定食、丼物、麺類と、あらゆるジャンルの料理が揃っており、毎日通っても飽きさせない工夫が凝らされています。

壁に掲げられた手書きのメニューには、ゴーヤチャンプル定食やつけ麺、旬の時期には新さんま塩焼き定食など、季節やその日の仕入れによって変わるおすすめ料理が並び、訪れるたびに新たな発見があります。

ある常連客は「この店に特定の看板メニューはないかもしれない。みんな思い思いに好きなものを頼んでいるから」と語ります。これは、突出した人気メニューがないという意味ではなく、むしろ非常に多くの料理が高い水準で提供されているため、客がそれぞれ自分の好みに合わせて安心して注文できることの現れと言えるでしょう。

◇ 市場直送!新鮮さが命の海鮮メニュー

数あるメニューの中でも、やはり多くの客から絶大な支持を得ているのが海鮮系の定食です。

特に人気なのが「マグロ中落ち定食」。赤身が10切れ以上も豪快に盛られ、食べ応えはもちろん、濃厚な旨みと甘みが口いっぱいに広がります。これぞ市場メシの真骨頂と言える一品で、これを目当てに来店する人も少なくありません。

また、定番の「さば焼き定食」も根強い人気を誇ります。ふっくらと香ばしく焼き上げられた鯖は、驚くほど脂がのっており、新鮮な素材の良さを存分に堪能できます。

◇ ガッツリ派も大満足!ボリューム満点の肉料理

魚だけが「あざみや」の魅力ではありません。肉料理もまた、市場で働く人々のエネルギー源となる、しっかりとした味わいが特徴です。

「しょうが焼き定食」は、たっぷりの豚肉に食欲をそそる甘辛いタレが絡み、添えられた目玉焼きが嬉しい、ボリューム満点の一品。

「ポークソテー定食」は、労働者向けの濃い目の味付けで、ご飯が止まらなくなること間違いなし。「これぞ市場メシ!」と唸るファンも多い、力強い味わいです。

さらに特筆すべきは「チキンガーリックソテー定食」。この料理に使われる鶏肉は、なんと市場内の鶏肉専門店「松山商店」から毎日仕入れるこだわりの「日向鶏」。市場内連携を象徴するこの一品は、新鮮さだけでなく、食材の出所が明確であるという安心感と物語性も添えてくれます。

◇ 多彩な定食と隠れた人気メニュー

その他にも、メンチカツ定食、中華丼、タンメンといった定番から、ランチでは珍しい目玉焼き定食まで、幅広い選択肢が用意されています。

公式サイトでは、昔ながらのあっさりとした「塩ラーメン」や、無性に食べたくなる「カレーライス」、夏季限定の「冷し中華」なども紹介されており、その引き出しの多さには驚かされます。

そして、どの定食にも冷奴や漬物、煮物といった数種類の小鉢が付いてくるのも嬉しいポイント。この家庭的な温もりが、食事全体の満足度をさらに高めてくれます。ご飯の量も「結構な大盛り」と評判で、味、ボリューム、そしてどこか懐かしい雰囲気、これらすべてが一体となって「あざみや」の料理を形成しているのです。

利用者の声から探る、あざみやが愛される理由

「あざみや」の評判は、オンラインの口コミサイトや個人のブログなどでも数多く語られており、その多くが好意的です。大手グルメサイト「食べログ」では、安定した高評価を得ており、その人気ぶりがうかがえます。(評価は記事執筆時点)

過去には人気グループEXILEのメンバーであるNAOKI氏も来店したことがあるとの情報もあり、昔ながらの市場の味を求める人々だけでなく、より広い層にもその名が知られているようです。

利用者の声で共通して賞賛されているのは、以下の3つのポイントです。

  1. 味と質:「おいしい定食」「旨みがしっかりあっておいしい」「さばがふっくらして、脂もしっかりのっていて本当に旨い!」といった具体的な称賛が並び、特に魚介類の鮮度に対する満足度は非常に高いです。
  2. ボリューム:「ボリュームたっぷり」「ご飯も結構な大盛り」といったコメントが多く、しっかりとした食事を求める客層の期待に十二分に応えています。
  3. 提供スピード:「注文後、5分も待たずして到着」という迅速なサービスは、忙しい市場の昼時には特に重宝されています。

この「味」「ボリューム」「スピード」こそが、市場食堂が成功するための「三種の神器」であり、「あざみや」はこれらを見事に満たしているのです。これに加えて、家族経営ならではの丁寧な接客や、市場特有の活気ある雰囲気も、食事の体験をより豊かなものにしています。

訪問前にチェック!「あざみや」基本情報&アクセス

「あざみや」への訪問を計画する際に役立つ実用的な情報をまとめました。

項目詳細
所在地〒270-2241 千葉県松戸市松戸新田30 松戸南部市場 食堂棟 1F
電話番号047-363-6531
営業時間5:00~15:00
※営業時間は変動する可能性があるため、訪問前の確認をおすすめします。
定休日市場の休市日カレンダー通り(主に日曜・祝日、不定水曜日)
※訪問前に松戸南部市場公式サイトのカレンダーをご確認ください。
支払い方法現金のみ
予約予約不可
席数33席 (カウンター5席、4人掛けテーブル7卓)
駐車場市場駐車場を利用可 (400台、無料)

◇ 主なアクセス方法

  • 電車・バスでのアクセス
    • JR常磐線「松戸駅」東口バス1番乗場より、京成バス【松71・72・73】で約10分、「総合市場前」下車すぐ。
  • 電車・徒歩でのアクセス
    • 新京成線「上本郷駅」より徒歩約19分(約1.5km)。
  • 東松戸駅からのアクセス
    • 車の場合: 約10分~15分。無料の大駐車場があるため、車でのアクセスが便利です。
    • 電車の場合: JR武蔵野線で「新八柱駅」へ行き、新京成線「八柱駅」に乗り換え「上本郷駅」で下車(乗車時間約10分+徒歩約19分)。または、JR武蔵野線で「新松戸駅」へ行き、JR常磐線に乗り換え「松戸駅」からバスを利用します。

「あざみや」を育んだ松戸南部市場の魅力

「あざみや」の魅力を語る上で、その舞台である「松戸南部市場」の存在は欠かせません。この市場はプロの買い付け人だけでなく、私たち一般消費者にも広く開かれています。

場内では新鮮な野菜や果物、魚介類、精肉、乾物などが手に入るほか、「あざみや」以外にも「和イタリアン食堂 Humton」や寿司店など、個性豊かな飲食店が軒を連ねています。

毎月第2・第4土曜日にはマグロの解体即売会が開催されるなど、買い物だけでなく、市場ならではの活気やイベントを「体験」できるのが大きな魅力。市場が再生を果たした原動力である「わくわくする体験」は、今も多くの人々を惹きつけています。

「あざみや」が提供し続ける本物の「市場メシ」の魅力は、市場が人々を惹きつける力の一翼を担っていると言えるでしょう。

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まとめ:市場の心「あざみや」で本物の市場メシを味わおう

松戸南部市場に深く根ざし、半世紀以上にわたって多くの人々の舌と心を満たしてきた「あざみや」。

その魅力は、「市場メシ」という言葉に集約されます。

  • 市場から直送される新鮮な食材、特に魚介類を活かした料理の数々。
  • 働く人々の活力を支えるボリューム満点の盛り付け。
  • 和洋中とどんな好みにも応えるメニューの多様性

これらが、熟練の技と家庭的な温もりをもって、迅速かつ丁寧に提供されます。

「新鮮でどこか家庭的なランチをしたいなって思ったら絶対おすすめな食堂です」という利用者の言葉が、「あざみや」の本質を見事に捉えています。

そこにあるのは、流行に左右されない、食の基本的な喜びです。市場の活気を感じながら、長年培われてきた確かな味を堪能し、どこか懐かしい安心感に包まれる。「あざみや」での食事は、単に空腹を満たす以上の特別な「体験」となるはずです。

「市場で買い物からの市場メシ」。
次の休日は、ぜひ松戸南部市場へ足を運び、その心とも言える「あざみや」で、期待を裏切らない本物の味をご堪能ください。

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東松戸の魅力に触れて、そのまま東松戸に住んでいるヒガマツ王国・広報担当「ヒガマツコ」です。駅前や公園、カフェなどあらゆるスポットを巡ってはSNSで発信し、東松戸の魅力を発信するのが日課。地元の皆様と協力しながら、街全体を盛り上げるための活動に全力投球。食べることが大好きで東松戸にとどまらず、近場の美味しいお店のリサーチにも余念がありません。何でも気になったらとことんリサーチします。地元店舗の取材や地域の方との交流が大好き。将来の夢は東松戸を千葉屈指の観光地にすること。毎日をワクワクで満たしながら、あなたにも素敵な発見をお届けします!東松戸の魅力を、一緒に探しに行きましょう!
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