【2025年冬】東松戸・ゆいの花公園のイルミネーション。19時までの夜間開園が地域の癒やしスポットに
2025年12月19日から25日にかけて、東松戸の「ゆいの花公園」でイルミネーションイベントが開催されました。
通常17時に閉園する公園が19時まで延長開園され、幻想的な光の中で地域の子どもたちやカップルが思い思いの時間を過ごす「憩いの場」となっていました。
期間中の様子と、20日に開催されたクリスマス会の概要を振り返りながら、東松戸ならではの冬の楽しみ方をレポートします。
クリスマスが過ぎ、静けさが戻った東松戸にて

みなさん、こんにちは!ヒガマツ王国のヒガマツコです。
クリスマスも終わり、いよいよ2025年もカウントダウンに入りましたね。
街のきらびやかな装飾が片付けられ、少し寂しいような、でも新年を迎える凛とした空気が漂うこの時期が私は意外と好きだったりします。
さて、今年のクリスマスシーズン、みなさんはどのように過ごされましたか?
私は期間中、東松戸が誇る癒やしスポット「ゆいの花公園」のイルミネーションを見に行ってきました。
今年のゆいの花公園は、派手なイベントやアトラクションがあるわけではないのに、なぜだかとても心に残る「温かい空間」が広がっていました。
特に印象的だったのは、「普段は入れない時間の公園」という特別感です。
今回は、地域住民の憩いの場となっていたイルミネーション期間中の様子と、多くの人で賑わったクリスマス会の概要について、振り返りレポートをお届けします。
17時から19時までの魔法。夜の公園は「地域の社交場」でした

今回のイベントで何より特別だったのは、「夜19時まで開園していた」という点です。
ご存知の通り、普段のゆいの花公園は17時に閉園します。冬場なら、もう真っ暗になっている時間帯ですよね。
しかし、この1週間だけはゲートが開かれ、柔らかな光に包まれた園内を散策することができました。
この「いつもなら入れない場所に入れる」という非日常感が、私たち地元住民にとって最高のクリスマスプレゼントだったように思います。
子どもたちの笑顔と、カップルの静かな時間

私が訪れた平日の夜、園内はとても穏やかで、幸せな空気に満ちていました。
まず目に留まったのは、地域のお子様連れのファミリーです。
保育園や学校の帰り道でしょうか、小さなサンタさんの衣装を着た子どもたちが「見て!あそこも光ってる!」と嬉しそうにイルミネーションを指差していました。
都心のイルミネーションスポットだと、人混みで子どもとはぐれないようにするだけで精一杯……なんてことも多いですが、ここは地元の公園。
車も来ない安全な芝生広場で、パパやママも安心して子どもたちを遊ばせながら、ゆったりと光を楽しんでいる様子が印象的でした。
そして、ベンチや通路のあちこちには、静かに語り合うカップルやご夫婦の姿も。
派手なBGMがない分、静寂の中で寄り添いながら、ライトアップされたマグノリアや冬の木々を眺める時間は、とてもロマンチックです。
東松戸駅周辺で、これほど静かで落ち着いて過ごせる夜のデートスポットは貴重ですよね。まさに、地域の「隠れ家的な憩いの場」として機能していました。
植物園としての美しさを損なわない、控えめで上品なライティング。
それが、訪れる人の心を解きほぐし、東松戸の夜を優しく包み込んでいたのです。
12月20日(土)「クリスマス会」の盛り上がり

期間中のハイライトとなった12月20日(土)の「クリスマス会」。
私は残念ながら当日のイベントには参加できなかったのですが、地域の掲示板やSNS、知人からの話を聞く限り、素晴らしい盛り上がりを見せたようです。
「手作り」だからこそ伝わる、地域の結びつき
この日のメインは、なんといっても地域の方々によるステージとワークショップです。
- 松戸市立松戸高等学校 合唱部&近隣中学校の共演
地域の中高生による合唱は、このイベントの目玉の一つ。純粋な歌声が園内に響き渡り、聴衆の心を温めたことでしょう。若い世代がこうして地域のイベントで活躍する姿は、東松戸の未来そのものですね。 - Amigos do saxofone(サックスアンサンブル)
夕暮れ時、イルミネーションが点灯する瞬間に合わせたサックスの演奏。想像するだけで素敵です。大人の雰囲気を演出する重要なスパイスになったに違いありません。 - 参加型ワークショップの賑わい
ボランティア団体「結いの会」による「香り袋作り」や「押し花のしおり作り」も行われました。ただ見るだけでなく、実際に手を動かして思い出を持ち帰れる企画は、お子様にも大好評だったようです。
プロのパフォーマーを呼ぶ商業イベントとは違い、「自分たちの街の人は、自分たちで楽しませる」という、東松戸らしい「結い(つながり)」を感じさせる一日だったことが、プログラムの内容からもひしひしと伝わってきます。
「歩いて行ける」冬の楽しみ方として定着

今回のイベントを通して改めて感じたのは、「徒歩圏内で楽しめる冬のイベント」の価値です。
ゆいの花公園は駐車場が少ないため、運営側も公共交通機関や徒歩での来園を推奨していました。
そのおかげか、周辺道路が渋滞することもなく、園内も「近所からお散歩がてら来ました」というリラックスした雰囲気に包まれていました。
駅からの帰り道にふらっと寄れる。
夕食の前に、少しだけ家族で夜風にあたりに行く。
そんな使い方ができるイルミネーションイベントは、全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。
遠くの観光地に行かなくても、私たちの住む街にはこんなに素敵な場所がある。そのことを再確認できた1週間でした。
来年もまた、このやわらかな光の中で
2025年のゆいの花公園イルミネーションは、派手さよりも「居心地の良さ」を大切にした、東松戸らしい素晴らしいイベントでした。
17時から19時までの「魔法の時間」。
そこで見た、はしゃぐ子どもたちの声や、静かに寄り添う人々のシルエットは、冬の寒さを忘れさせてくれるほど温かい光景でした。
今年参加できた方も、惜しくも行けなかった方も。
来年の冬はぜひ、普段より少し長く開いているゲートをくぐって、夜のゆいの花公園を歩いてみてください。きっと、この街をもっと好きになれるはずです。
それではみなさま、良いお年をお迎えください!






