2025.08.02

【東松戸焼肉の新星】ホルモン専門店『白ぼたん』を徹底解説！八柱の名店『炭火焼肉ぼたん』との違いとは？

ヒガマツコ

この記事では、千葉県松戸市が誇る二つの焼肉店、八柱の伝説的な名店『炭火焼肉ぼたん』と、2024年2月に東松戸にオープンした姉妹店『ホルモン焼白ぼたん（はくぼたん）』について、徹底的に分析します。

「白ぼたん」のコンセプトであるホルモンへのこだわり、本店とは異なる調理法やメニューの秘密を解き明かします。また、その源流である「炭火焼肉ぼたん」がなぜ多くの人々を魅了し続けるのか、その歴史と人気の理由を探ります。

両店を貫くオーナーの哲学に触れながら、それぞれの店舗がどのような客層や利用シーンに適しているのかを具体的に提案。この記事を読めば、あなたが今行くべき「ぼたん」がどちらなのか、明確になるでしょう。

はじめに：東松戸に現れた、ホルモンの新たな聖地
ホルモン専門店「白ぼたん」の魅力とは？
すべてはここから始まった。八柱の伝説「炭火焼肉ぼたん」
徹底比較！今夜行くべきはどっち？「白ぼたん」vs「炭火焼肉ぼたん」
- こんな人には「炭火焼肉ぼたん」がおすすめ
- こんな人には「白ぼたん」がおすすめ
店舗情報まとめ
- ホルモン焼白ぼたん
- 炭火焼肉ぼたん
まとめ：松戸の食文化を牽引する「ぼたん」ブランドの挑戦

はじめに：東松戸に現れた、ホルモンの新たな聖地

2024年2月9日、千葉県松戸市の東松戸駅前に、一軒の新しい店が静かに、しかし確かな期待感とともにオープンしました。その名は『ホルモン焼白ぼたん（はくぼたん）』。

この店の誕生が食通たちの間で大きな話題となったのには、明確な理由があります。それは、この店が、同じく松戸市の八柱に本店を構え、グルメサイト「食べログ」の「焼肉 EAST 百名店」に長年選出され続ける名店『炭火焼肉ぼたん』の姉妹店であるという事実です。

ホルモン専門店「白ぼたん」の魅力とは？

『白ぼたん』は、単なる2号店ではありません。本店とは異なる明確なコンセプトを持ち、新たな食体験を提供する、計算され尽くしたブランド戦略の結晶です。

コンセプトは「白肉」への徹底したこだわり

『白ぼたん』という店名は、その店の核心を雄弁に物語っています。「白」とは、ホルモン、すなわち「白肉（しろにく）」を指す言葉。ここは単なる焼肉店ではなく、ホルモンというジャンルに特化した専門店なのです。

公式情報でも「マスター自ら美味い白肉をご提供してます」と謳われており、オーナー自身が目利きし、仕込んだ最高品質のホルモンを味わえる場所として、そのアイデンティティを明確にしています。一般的な焼肉を求めるなら本店へ、最高のホルモン体験を求めるなら東松戸へ。この明確な棲み分けこそが、ブランド全体の価値を高める戦略と言えるでしょう。

なぜ炭火ではない？「下町ロースター」という最適解

特筆すべきは、調理器具の選択です。本店『炭火焼肉ぼたん』がその名を轟かせたのは、その名の通り「炭火」でした。しかし、『白ぼたん』ではガス式の「下町ロースター」が採用されています。

これは、ブランドの象徴である「炭火」に固執するのではなく、「ホルモンを最も美味しく提供する」という目的を最優先した、極めて論理的な判断です。

ホルモンは脂肪分が多く、火力が不安定な炭火では、炎が上がって表面だけが焦げ、中心まで適切に火が通りにくいことがあります。一方、ガスロースターは均一で安定した熱を供給できるため、じっくりと脂を落としながら、ホルモン特有のプリプリとした食感や、カリッとした焼き上がりを自在にコントロールできます。

食材の特性を深く理解しているからこそ、最適な手段を選択する。この一点に、オーナーの揺るぎない職人としての哲学が凝縮されています。

鮮度が命！必食メニューを徹底解剖

『白ぼたん』の真価は、そのメニューの一品一品と、それを最大限に活かす食べ方の提案にあります。メニュー表を眺めながら、訪れた際にぜひ味わっていただきたい必食メニューをいくつかご紹介します。

タン塩（1,500円）
多くのレビューで「必食」と評される厚切りのタン。サクッとした歯切れの良さと、噛むほどに溢れる肉の旨味は、店の基本品質の高さを物語る、間違いのない一品です。メニューにもある通り、生絞りのレモンを使った「レモンダレ」でシンプルにいただくのが王道。タン本来の味を存分に楽しめます。
シマ腸（850円）
牛の大腸であるシマ腸は、プリプリとした弾力のある食感と、脂の濃厚な甘みが魅力の部位です。このシマ腸のポテンシャルを最大限に引き出すのが、特製の「だしダレ」。レモンだけではない、和風出汁の効いたさっぱりとしたタレが、濃厚な脂の旨味と絶妙に絡み合い、まさに絶品。いくらでも食べられてしまう組み合わせです。
ハツ（800円）
牛の心臓であるハツは、その独特の食感が命。新鮮なハツは臭みがなく、サクサク、コリコリとした心地よい歯ごたえが楽しめます。おすすめの食べ方は、片面だけをさっと焼き、マスタードをつけていただくスタイル。焼きすぎないことで保たれるジューシーさと、マスタードの爽やかな辛味が、ハツの新たな魅力を教えてくれます。

この他にも、とろける脂が魅力の「丸腸」や、希少部位の「シビレ」「コメカミ」など、多彩なホルモンが揃います。その全てに共通するのは、圧倒的な鮮度と、臭みを消し旨味を最大限に引き出す丁寧な下処理。これこそが、『白ぼたん』を特別な存在にしているのです。

隠れ家的な立地とモダンな店内

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『白ぼたん』の所在地は、東松戸駅から徒歩1分という至便な立地ながら、ビルの4階にあります。この路面に面していない「隠れ家」的な立地は、偶然の客ではなく、「ぼたん」の評判を聞きつけた、明確な目的意識を持つ客を惹きつけます。

すべてはここから始まった。八柱の伝説「炭火焼肉ぼたん」

『白ぼたん』を理解するためには、その源流である八柱の『炭火焼肉ぼたん』の存在を避けては通れません。この店が松戸の地で築き上げてきた歴史と評価こそが、新たな挑戦の土台となっています。

「食べログ焼肉百名店」の常連たる所以

『炭火焼肉ぼたん』は、2008年9月11日のオープン以来、日本のグルメシーンにおいて絶大な影響力を持つ「食べログ焼肉 EAST 百名店」に継続的に選出されてきました。これは、東日本エリアに数多ある焼肉店の中から、ユーザー評価に基づきトップ100店だけが選ばれる栄誉であり、その称号が品質の高さを何よりも雄弁に物語っています。

その人気は凄まじく、予約は必須。「開店5分で満席になる」という逸話も決して大袈裟ではありません。

圧倒的なコストパフォーマンスと活気あふれる空間

この店が最も賞賛される点、それは卓越したコストパフォーマンスです。レビューには「この値段でこのクオリティはありえない」「都内なら倍はする」といった驚嘆の声が溢れています。最高品質の肉を、信じられないほどリーズナブルな価格で提供すること。これが、『ぼたん』を唯一無二の存在たらしめている最大の要因です。

店内は常に満席で、人々の笑い声と肉の焼ける音で満ちています。この活気と熱気が、食事を一層美味しくさせるスパイスとなっています。

予約必須の人気店の看板メニュー

『ぼたん』の名声を築いたのは、やはり炭火で焼き上げる絶品の肉たちです。

店の看板商品と謳われる「塩上カルビ」や、上質なロース、ハラミはもちろん、日替わりで提供される「かぶり」や「えんぴつ」といった希少部位が、多くのリピーターの心を掴んで離しません。また、『白ぼたん』が誕生する以前から、本店のホルモンも「プリップリで美味しい」と高い評価を得ており、そのポテンシャルが姉妹店の誕生に繋がったことが伺えます。

徹底比較！今夜行くべきはどっち？「白ぼたん」vs「炭火焼肉ぼたん」

さて、これまでの分析を踏まえ、あなたが今夜どちらの「ぼたん」を選ぶべきか、具体的な利用シーンに沿って提案します。

属性	炭火焼肉ぼたん（八柱）	白ぼたん（東松戸）
主要コンセプト	王道の炭火焼肉	ホルモン／「白肉」の専門店
調理法	炭火（香ばしい香りと力強い火力）	ガスロースター（均一で安定した熱源）
看板メニュー	塩上カルビ、希少部位、上質ロース	鮮度抜群のレバー、タン塩、各種ホルモン
雰囲気	活気があり、賑やか。熱気に満ちている	明るく清潔感のあるモダンな内装
立地	路面店（視認性が高い）	ビルの4階（隠れ家的）
最適シーン	グループでの食事会、焼肉の王道を堪能したい時	デート、少人数、ホルモンの奥深さを探求したい時

こんな人には「炭火焼肉ぼたん」がおすすめ

もしあなたが、友人たちと集い、活気あふれる雰囲気の中で、炭火で焼く王道の焼肉を心ゆくまで堪能したいなら、目指すべきは八柱の『炭火焼肉ぼたん』です。百名店の称号を勝ち取った伝説の舞台で、最高のカルビやロースに舌鼓を打つ。これぞ日本の焼肉の醍醐味です。必ず予約をしてから訪れましょう。

こんな人には「白ぼたん」がおすすめ

もしあなたの探求心が、丁寧に下処理されたホルモンだけが持つ、複雑な食感と深い味わいに向けられているならば。そして、大切な人と落ち着いた空間で、じっくりと食材と向き合いたいと願うなら、あなたの目的地は東松戸の『白ぼたん』です。一人の職人がホルモンというジャンルを極めるために作り上げた聖域で、新たな食の発見を楽しんでください。