【東松戸マルシェ奮闘記①】公園開催への道は険しい?「飲食店がない」問題解決と地域活性化への第一歩
こんにちは!「ヒガマツ王国」のヒガマツコです。
私たちヒガマツ王国では、「東松戸周辺に飲食店が少ない」という地域の皆さまの声にお応えするため、2つのプロジェクトを立ち上げました。
1つは東松戸駅前アルフレンテ1階の「ヒガマツcommons」、そしてもう1つが「東松戸中央公園でのマルシェ開催」です。
今回は、2025年11月の開催を目指して動き出した「マルシェプロジェクト」の裏側、特に公園の利用許可をいただくまでの険しい道のりについて、私たちの「奮闘記」として赤裸々にお届けします!
すべては「東松戸に飲食店がほしい!」の声から始まった
いつも「ヒガマツ王国」をご覧いただき、ありがとうございます!ヒガマツコです。
私たちは常々「どうしたら東松戸をもっと盛り上げられるかな?」と考えています。
その中で、地域にお住まいの方や読者さんへの聞き込みを通して、一つの大きな課題が浮かび上がってきました。
それは、「東松戸の駅周辺に、気軽に立ち寄れる飲食店が少ない」というお悩みです。
確かに、素敵なお店は点在しているものの、「ちょっとお茶したい」「ランチ難民になっちゃう」といった声も耳にします。
この声に応えたい!東松戸をもっと便利で、もっと楽しい街にしたい!
その一心で、私たち「ヒガマツ王国」のメンバーは、この課題を解決するために大きく2つの施策を打ち出すことにしたんです。
2つのプロジェクト:「ヒガマツcommons」と「公園マルシェ」

まず1つ目の施策が、東松戸駅前の商業施設「アルフレンテ」の1階にオープンした「ヒガマツcommons」です。
こちらは、日替わりや週替わりで、さまざまなカフェや飲食店さんが出店できるチャレンジショップのような場所。
「お店を持ちたい」という方の夢を応援しつつ、住民の皆さんには「今日は何のお店かな?」というワクワクを提供できる空間を目指しています。
(現在も素敵なお店が続々と出店してくださっているので、ぜひ詳細は以下のリンクからチェックしてみてくださいね!)

そして、もう1つの大きな柱。それが、「東松戸中央公園でのイベント開催」でした。
東松戸中央公園といえば、毎年夏祭りが開催され、その時期は大変な賑わいを見せていますよね。
でも、それ以外の週末や平日は、周辺のお子さんたちやご家族がのんびりと遊ぶ、穏やかな風景が広がっています。
もちろん、その平和な風景も大好きです。
でも、この素敵な公園のポテンシャルを、もっと引き出せないだろうか?
「夏祭り以外にも、定期的に地域の皆さんが集まって楽しめるイベントが作れないか?」
そうメンバーで話し合っていた時、ある意見が出ました。
「マルシェを開催するのはどうだろう?」
「マルシェ」がもたらす地域の賑わい

「マルシェ(Marché)」とは、フランス語で「市場」を意味する言葉です。
単にモノを売買する場所、というだけではありません。
農産物や水産物、手作りの工芸品など、生産者さんご自身が消費者と対話しながら直接販売するスタイルが特徴です。
日本でも「ファーマーズマーケット」や「朝市」といった形で親しまれていますよね。
オーガニックの食品や、こだわりの手作り雑貨、美味しいキッチンカーのグルメなど、見ているだけでも楽しい多様なお店が並びます。
そして何より、マルシェは「地域の交流の場」としての機能がとても大きいんです。
お店の人との会話を楽しんだり、ご近所さんと偶然出会ったり。
「マルシェって、東松戸にぴったりじゃない!」と思いました。
もし東松戸中央公園で、そんな地域の交流の場となるマルシェを定期開催できたら…。
周辺にお住まいの皆さまに喜んでいただけますし、街の活性化にもつながるはず!
この熱い想いのもと、私たちは「マルシェ実行委員会」を立ち上げ、2025年8月、同年11月の開催を目標に計画を進め始めたのです。
…しかし、ここからが本当の「奮闘記」の始まりでした。
最初の関門:「公園、どうやって借りるの?」
「東松戸中央公園でマルシェをやろう!」
決意は固まりましたが、まずぶつかったのが「どうやって開催許可を取るか」という問題です。
公園は松戸市の管轄。当然、松戸市への申請が必要です。
私たちはまず、地域の情報拠点である「ひがまつテラス」の担当者様にご相談に伺いました。
すると、「松戸市の公園緑地課への申請が必要」ということが分かりました。
なるほど、と。早速、公園緑地課様へお電話で問い合わせてみました。
そこで、私たちは最初の大きな壁にぶつかります。
公園緑地課のご担当者様いわく、
「東松戸中央公園でのイベント開催申請には、公園が属する『町会』の推薦が必要です」
……ちょうかい?
恥ずかしながら、その時点で私たちは管轄の町会様とのつながりを一切持っていませんでした。
まずは、東松戸中央公園のエリアを管轄されている町会長さんを探し出すところからスタートしなくてはならなくなったのです。
町会長さんを探せ!奇跡の出会い
「この辺りの町会長さんをご存じないですか?」
私たちは、東松戸周辺のお店や地域にお住まいの方々に聞き込みを開始しました。
東松戸は「紙敷(かみしき)」という地域に属しています。
歴史ある紙敷神社もあることから、私たちは最初「紙敷中内薄浦町会」様が中央公園のエリアもカバーされているのではないかと考え、メールをお送りしてみました。
しかし、残念ながら「紙敷中内薄浦町会」様は中央公園のエリアの町会ではない、とのお返事。
振り出しに戻ってしまいました。
どうしようか…と途方に暮れていた矢先、本当に奇跡的なご縁がつながるのです。
当時、私たちは取材で東松戸にある「湯浅栗園」様にお伺いする予定がありました。
(湯浅栗園様は、東松戸で無農薬和栗を作られている、地元では有名な栗園さんです!)

取材中、ダメ元で質問してみました。
「実はマルシェを計画していて…この辺りの町会長さんとお知り合いだったりしませんでしょうか?」
すると、なんと!
湯浅栗園様が、まさに私たちが探していた町会長さんとお知り合いだったのです!
「紹介しますね」と、本当に温かいお言葉をいただき、私たちは飛び上がるほど喜びました。
(湯浅栗園様、その節は本当にありがとうございました…!)
こうしてご紹介いただき、私たちが探していたのは「紙敷向新橋町会」様であることが判明。
無事に「紙敷向新橋町会」の町会長様にお会いすることができました。
私たちが「東松戸を盛り上げるために、中央公園でマルシェを開催したい」という熱意をお伝えしたところ、町会長様は私たちの想いを汲んでくださり、「ぜひ協力しましょう」と、推薦を快く快諾してくださったのです!
本当に、人のご縁のありがたさを痛感した瞬間でした。
立ちはだかる「10月1日」の壁
町会長様の推薦をいただける!
最大の難関を突破したと、私たちは大喜びでした。
早速、松戸市の公園緑地課様に再度ご連絡し、「ひがまつテラスで申請書をもらい、町会長様のサインをいただいて提出してください」とのご指示をいただきました。
私たちは急いでひがまつテラスへ走り、申請書をゲット。
その足で再び町会長様のもとへ伺い、推薦のサインをいただきました。
そして、ついに申請書をひがまつテラスの窓口へ提出!
この時点で、2025年の9月上旬だったと思います。
「これで一安心!11月開催に向けて動ける!」
そう思った私たちに、ひがまつテラスのご担当者様から、衝撃の言葉が告げられました。
「11月のマルシェ開催の場合、申請の受付は10月1日以降になります」
……え?
正式な「申請の受付」は10月1日にならないとスタートできない、と言うのです。
当然、申請書もその時点では受け取っていただけませんでした。
さらに、追い打ちをかけるような事実が判明します。
「申請を出してみないと、それが松戸市で許可されるのか、否認されるのかは分かりません」
つまり、10月1日以降に申請を出し、その審査結果が出るまで、私たちはマルシェが「開催できるか・できないか」さえ分からない、という状況に陥ってしまったのです。
告知もNG?ヒガマツコ、最大のピンチ
この「10月1日まで動けない」という状況は、私たち実行委員会にとって致命的でした。
マルシェを開催するには、やるべきことが山積みです。
- 美味しい食事を提供してくださるマルシェの花形であるキッチンカーを集めること
- イベントの運営費をご支援いただくため、周辺の企業様に協賛のお願いに回ること
- そして何より、地域の皆さまに「遊びに来てください!」と告知をすること
これらすべてが、「開催が確定するまで」動けないのです。
特に厳しく釘を刺されたのが「告知」についてでした。
ひがまつテラスのご担当者様からも(もちろん、市のルールを伝えてくださっているだけなのですが)
「10月1日以降の申請が許可されるまで、東松戸中央公園でマルシェをやると告知してはいけません」
とはっきり言われてしまいました。
これでは、11月開催に向けて出店者様も集められません。協賛もお願いできません。
そして、皆さまにお知らせすることもできません。
すべては、10月1日以降の「申請」と「承認」を待つしかない…。
まさに、手も足も出ない「ジレンマ」に陥ってしまったのです。
次回予告:果たしてマルシェは開催できるのか?
長くなってしまいそうなので、今回の記事はここまでとさせていただきます。
果たして、ヒガマツコたちはこのまま東松戸中央公園でマルシェを開催できるのでしょうか?
そして、そもそも申請は無事に通るのでしょうか…?
正直、不安でいっぱいです。
ですが、私たちは東松戸をもっと盛り上げるため、そして周辺住民の方々に心から楽しんでいただくために、全力で尽力しております。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
どうか私たちの奮闘を、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
そして、もし無事に開催できる折には、ぜひ足を運んでいただけると、実行委員一同、泣いて喜びます。
また次回のブログで、進捗をご報告しますね!


